2008/7/28(水)19:00〜
@大須演芸場
まずこんなに人がいる
大須演芸場は初めて見た。
それだけこのスーパー一座の定評があるってことでしょう。
場外の看板なども、今回の大須オペラ風のアレンジがされていて、豆灯などで電飾がされている。
いつもとは違う演芸場。にぎわいを見せてる姿に、いつまでもこの演芸場が愛され続けてほしい。
さて、場内に入ると、生オケの人たちが音合わせなどをしつつ、だんだんとテンションがあがってくる。
ストリングスのお姉さんたちも和やかな雰囲気で、笑顔がこぼれる。
コントラバスのおひげのお兄さんはしぶくてカッコいい。
パーカッションのお姉さんはクールな表情で、ローリングしている。
さて、いよいよ開演!
指揮者がタクトを振りはじめ、オーバチュアが流れる。
緞帳があがるのが楽しみ!
あの狭い舞台っていうのがわかっているだけに、この生オケに劣らない舞台って、どんなんだろうとワクワクする。
緞帳があがると
書割のセット、スペインの下町をモチーフにした舞台。
何よりも象徴的なメイク。(これは一座のHPを検索して見てみて下さい)
女性は白いファンデに、長いつけまつげに、水色のシャドウ。
恐らく、この一座のメイクの型なんでしょう。
これが何と言うか、
アングラ演劇を想像させるし、
旅一座みたいな感じもするし、なんか不思議な感覚です。
芝居の内容はとってもシンプル。パロマの祭りの前夜祭に、恋人にデートを断られた男が未練がましくも、彼女を独占しようと翻弄する。
そして、その彼女とその姉妹は、切符のいい町の薬屋がショールを買ってくれたりして、その小遣い目当てに薬屋に入れ込む。
男は彼女をどうにか取り戻そうと、躍起になるが・・・・・。みたいな話です。
踊りもスペイン衣装をつけてダンスがあったり、歌もオペレッタなのだけど、
庶民的で格式ばらない感じが好感をもてた。
演技に関しては、私が今まで見てきた演劇観とは違う演劇だと思う。
なんというか、「
わかりやすい」スタイルというか、言葉を悪くすると「
学芸会っぽい」。
役者は必ず前を向いてセリフをしゃべる。しぐさはよく欧米人たちがやる肩をすくめ手のひらを上にむけるアレ。
正直、幕が開いて芝居が始まってから、ちょっとゲンナリした。
しかし、ここまではっきりしたスタイルだと、これがスーパー一座の芝居のスタイルなんだと腹オチできてしまう。
だからこそ17年間愛されつづけた大須オペラがあって、今日を迎えてるに違いないから。
それが今回で最後となる。
それも名残惜しいものだ。
カーテンコールの時にも指揮者の方は茶目っ気もたっぷりで、見ていてとても微笑ましい舞台だった。
テーマ : 観劇・劇評 - ジャンル : 学問・文化・芸術